光学クロークは透明マントのごとく物体を不可視化(透明化)することが可能な(メタ)デバイスであり,
物体による光散乱を限りなくゼロにすることで,まるで物体とデバイスが存在しないかのような電磁場を再現します.
左から入射してきた光に対して,目的関数としてデバイス周りの光散乱強度を最小化することが可能となれば,
光学クロークの機能を達成することができます.
また,構造をレベルセット関数によりモデリングすることによって,誘電体の界面での光散乱を数値シミュレーションで再現し,
構造最適化にフィードバックすることで,光散乱強度を抑制する性能を改善していきます.
トポロジー最適化により(逆)設計された光学クロークはそれがない系と比較して,散乱を1%未満まで低減することが可能となりました.